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トリガーポイント

トリガーポイントとは
「身体の約200に及ぶ筋肉の、筋組織内部の硬結上の結節に存在し、指圧刺激で鋭く身体の深部に感じる痛みを発する、引き金(トリガー)となるポイント」のことです。
また、関連痛と呼ばれる痛む箇所から離れた場所にも痛みが広がるのも特徴的です。
痛みだけでなく、身体の機能にも悪影響を与え、痛みや機能障害は多大なストレスになります。トリガーが形成される主な原因は
オーバーユース(使いすぎ)と左右のバランスの不均衡に分けられます。
・荷物を持つ手がいつも同じ
・常に片方の足に重心がある
・長時間同じ姿勢が多い
・極度の緊張やストレスで力んでいる
が多いとトリガーポイントが形成され、そこから関連痛が発生していきます。
鍼や電気療法、指圧等色々なアプローチがありますが、当サロンでは手技のみでの施術になりますので、トリガーの形成されている場所に合わせて、ポイントへの指圧、筋肉を剥がす(揺らす)、流す、ストレッチ
の4種類が主な対応になります。
それらをお客様の身体の状態に合わせて使い分け、トリガーや関連痛へ施術していきます。

操体法

操体法は医師である故 橋本敬三先生(1897-1993)により体系化された施術法で、楽な方、気持ちよい方へ身体を動かすことで緊張ほぐし、自律神経の働きを調整していく健康療法として現在まで受け継がれています。
操体法のキーワードは「脱力」です。
身体を揺らしたり、楽な方へ身体を動かして深呼吸をすることが基本的なルールとされています。
動きだけを見ると非常に簡単で、YouTubeやSNS、ラジオ体操等で誰でも見たことがあるようなものばかりとなっています。
その為ご自宅でも取り入れやすいので、自重ピラティスと合わせてお客様へのセルフケアとして提案させていただいております。

ピラティス

ピラティスは1920年代にドイツ人である従軍看護師のジョセフ・H・ピラティス氏が発案したエクササイズです。
第一次世界大戦中に、負傷した兵士のリハビリトレーニングとして、最初は活用されていました。
元々虚弱体質だったピラティス氏は、自身を鍛えるために様々なスポーツや格闘技を体験し、そこからの発想がピラティスの原案となったようです。
戦時中、負傷兵のリハビリのために、マットレスのスプリングを使い負荷をかけトレーニングをしていたのが現代のピラティスのベースとなっています
ピラティスは主に2種類あり、マットの上で自重を使う「マットピラティス」と様々な機械を使って負荷をかけていく「マシンピラティス」です。
正式にはピラティスというと、マシンピラティスの方を指しますが、日本の住宅事情や設備の費用等から、マットピラティスが日本ではメインとなっています。
当サロンでも指導しているのはマットピラティスになります。
マシンピラティスの方が無駄なく狙った筋肉を鍛えられるというメリットはありますが、マットピラティスは何よりお手軽に始められますし、YouTubeやSNSにある一般的なエクササイズもピラティスをベースにしているものが多いので、復習しやすいというメリットがあります。

太極拳

太極拳とは中国武術の流派の1つで、形意拳、八卦掌とまとめて内家拳と呼ばれています。
東洋哲学の概念である太極(陰陽)思想を取り入れた武術で、ユネスコ無形文化遺産でもあります。
中国武術は口伝が主体で、書物にして残す事は稀だったため、太極拳の始まりは詳しくは分かっていません。
元(1271-1368)とも明(1368-1644)とも言われています。
第二次世界大戦後に太極拳を健康体操として普及させようと、伝統的な太極拳を簡略化して、24式太極拳が誕生します。
こちらは制定拳と呼ばれ、色々な型があります。
中には剣や扇を使うものもあり、今も多くの人に親しまれています。

・スクワットに似た体勢や片足立ちが多く、下半身の筋力アップや安定感、バランス感覚の向上に繋がります。

・衝撃が少なく、ゆったりと動くにも関わらず、呼吸にあわせて大きく動くので、心肺能力の向上に繋がります。

・道具も必要ないので、いつでも何処でも誰でもできます。

・套路(型や振り付けみたいなもの)が何種類もあり、認知症にも効果があると言われています。

・太極拳は動く禅、動く瞑想とも言われ、メンタルを落ち着かせます。

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